最近の夏の異常な暑さはどうにかならないかと皆さま感じていらっしゃるかと思います。
その対策として、建築工事(庇やオーニング設置、ガラスフィルム貼り、断熱材追加)は難しいけれども、もっと簡単な工事でできる方法をお考えの方に、ロールスクリーンを用いる場合のご提案です。
窓面のロールスクリーンの一つの種類として、『遮熱ロールスクリーン』というものがメーカー数社から発売されています。夏の場合、窓から入ってくる日射をロールスクリーン布地で反射させ、室内の温度上昇を防ぐ効果のあるものです。
布地の遮熱性能を示す数値としては、日射熱取得率、日射遮蔽係数が用いられます。詳しい説明は省きますが、いずれも数値が小さい方が遮熱性能が高いものになります。
また、ロールスクリーンを選ぶうえで重要な要素として、『光の透け感』があります。一般的に、遮光(暗幕)、透過度小(シークレット)、透過度中(ミディアム)、透過度大(シースルー)の四段階に分けられます。
現在発売されている遮熱ロールスクリーンの中から、上のことを踏まえ分類してご紹介します。
◆ 【お薦め】遮熱ロールスクリーン
この布地は、メーカー説明によるとセラミックと酸化チタンを配合した特殊ポリマーを使用して、省エネ効果を発揮しているようです。遮熱性能の数値は、次にあげるものよりは若干劣りますが、光の透過度がミディアムの布地のなかでは高い性能に入ります。窓面を遮熱する時間帯は日中が多いことを考えると、ある程度透過性があり、外の気配が感じられ、また、適度にプライバシーを確保できる点でベストといえます。
実際に窓面に設置した感じとしては、布地自身が光るような感じで、光を拡散する効果があるようで、少しキラキラっとしたきれいな光が入ってくるように感じます。
商品価格目安;¥42700(税別 200×200cm)
◆ 遮熱性能ベスト 遮熱ロールスクリーン
この布地は、今回調べた中で布地の遮熱性能数値上ベストな布地です。
布地の裏に、白色のコーティングが施されており、これにより遮熱効果を得ているようです。
光の透過度は少ない(シークレット)ので、日中ロールスクリーンを閉じた場合は、若干光は通しますが、外の景色は見えません。外が見えなくとも遮熱の効果を重点にお考えの場合に候補とされてはと思います。
商品価格目安;¥48400(税別 200×200cm)
◆ そのほかの遮熱ロールスクリーン
上にあげた以外の遮熱ロールスクリーンの例を、光の透過性で分けています。
遮光タイプ 透過度小 シークレット
透過度中 ミディアム 透過度大 シースルー
ご覧いただいてお分かりの通り、遮熱効果のあるものは無地調のものしかありません。プリントなど柄が入ったものは未発売のようですので、今後に期待したいと思います。
簡単な説明だけにしましたので、ご不明な点などございましたらお問い合わせください。
今後ロールスクリーン以外もご紹介できるようにしてまいります。